2021年5月25日更新
オリンピックが開催されるのかどうか雲行きが怪しい今日このごろ。
もう開会まで80日をきってしまいました。各地で聖火リレーが行われています。
そこで「走る人」の描き方をやってみたいと思います。
出来上がりのイメージはこんな感じ
全力疾走ではないので,状態をなるべくたててゆったりとしてフォームで走っているように描きます。
聖火ランナーのゆったりしたフォームを描くには
いくつかポイントがあります。
顔はまっすぐ前を向ける
まず,顔はまっすぐ前か少し上。
下を向かないようにします。
まっすぐに前を見つめて走っている感じ。
上の赤い線のようにあたりをとってみるといいですね。
あごはとがらせて,頭の角度がわかるようにしたらいいです。
後ろは丸く,前は平たい感じで描くと頭の感じに見えますよね。
胴体は反らせてたてる
胴体は,首の付根から方向を変えて弧を描くように反らせます。
青い線みたいなイメージ
下の丸は,腰の「あたり」で,ここから足を描くつもりの◯です。
足は,片方を着地させて・・
後ろに振り上げたかかとと,着地させるかかとは高低差をつけます。
着地した足の先に横線を引いて,地面に着地したというイメージを頭に描くと良いです。
この時,着地させる方の足は,かかとを地面につけ,足先は斜め上を。
着地した瞬間のイメージです。
ここまでで,すでにゆったりと走っている感じがでますね。
あとは腕です。
後ろの腕が決め手
足と逆方向の腕を前にだすつもりで形をとらえてみます。
前に出す手の腕は少し斜め上。
後ろに振り上げる腕の角度で感じが変わります。
下の紫の線のように後ろの肘を振り上げすぎると,勢いがついてしまいます。
全力で走るマラソンなどならいいんですけど,聖火ランナーなので,あまり振り上げすぎなくてもいいでしょう。
こんなフォームをイメージにして描くとこうなります。
線はあくまでフォームのイメージのためのものです。
上の絵のように,線自体に肉付けをしようとすると難しくなるので,いったん離れて,形のイメージをもちつつ別に描いたほうがいいいかなと思います。
黒い線で「塗る」
お好みで,線で塗ってもいいでしょう。
できるだけ,「はみでないように」「線のぎりぎりまで」色を表す線を入れるのがコツです。
主線との間に空白を入れないで塗ると,黒い形がしっかりと浮き出ます。
空白が多いと中途半端に見えてしまいますので,色を塗るつもりで塗りの線を入れてください。
色鉛筆で色を塗る
色鉛筆などで色を塗るときは,はみ出ないようにします。
逆に,少し塗り残すのはいいです。
輪郭の手前で少し塗り残すと,光の表現になります。
火はこんなに大きくないと思いますが,煉獄さんのイメージの塗り方です。
フォームのイメージをつくってから形を描いていくと,動きを描きやすいですね。
インクとペンで描いたバージョンも描きました。
影や光も描き足しています。
クリックすると,イラストACでダウンロードできます。
使ったソフトはこれですが,Windowsのペイントソフトで描ける機能しかつかっていません。
紙とペン,色鉛筆で十分です。
デジタルイラストに興味がある方はどうぞ